手つかずの大自然、美しくととのえられた里山風景、そこここに散らばる里山ならではの体験・グルメやスペシャルな宿。庄原の里山は知られざる楽しみに満ちています。今回はそんな1000年アートの里山を満喫するための、特別な場所をご案内させていただきます。現地の人も知らないような、素敵スポットがたくさん。自然と人が紡ぎだす、素晴らしい癒しの体験を存分にお楽しみください。
MAPで見る1000年アートルート432
1000年アートルート432
1000年アートルート432
1000年アートルート432
1000年パワースポットルート183
1000年パワースポットルート183
1000年パワースポットルート183
1000年里山の「いま」を楽しむ
1000年里山の「いま」を楽しむ
ユニークな里山の味わい
里山ならではの「宿」
庄原市は何と香川県のおよそ2/3ほどという広大な自然地帯。市の南側と北側では気候すらも全く違うほどで、北部は「広島の北海道」ともいわれる豪雪地です。そんな広大な庄原市の大自然と里山の真ん中を縦断するルートが国道432号線。庄原の里山や自然美のエッセンスがぎっしり詰まったこの道をドライブするだけで、里山アートが体感できます。
里山を快走する国道432号線と対をなす、もう一つのルートが国道183号線。こちらも随所に里山ならではの光景が広がる気持ちの良いドライブコースですがその周辺には神秘的な雰囲気をただよわせるパワースポットや、里山を取りまく手つかずの大自然が広がる歴史と自然のルートです。
里山はいまも人々が活発に活動する現代の町でもあります。庄原ならではのエンターテインメントや地元が愛するグルメ情報、庄原の歴史が生んだ名産品など、生き生きとした庄原の町エリアとそこにある「現代の里山」を楽しみましょう。
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「こんな場所に素敵なカフェが⁉」と、意外な場所で思わぬ発見をするのも旅の醍醐味。庄原の里山には驚きのクオリティとディープなローカル感満載のシークレットスポットがたくさんあります。ここではそんな庄原ならではのグルメスポットを出し惜しみせずどんどんご紹介しましょう。ただし、どのお店も不定期のお休みなどがありますので事前に必ず電話確認してくださいね。
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里山は自然と人の共存がつくりだした美しいアート。そんな自然の近さや里の営みを様々な形で味わうことができる宿が庄原にはあります。日帰りでは遊びきれないな、と思ったらぜひともこれらの宿に泊まって、里山の早朝や夕暮、星空も満喫してみてください。
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1000年の時をかけて自然と人が紡いだアート。
何を観るか、ではなく、何を感じるか。
さぁ、里山・庄原で旅の新しい楽しみ方を探してみませんか。
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1000年の時をかけて自然と人が紡いだアート。
今回は庄原の春と夏に楽しめるおすすめスポットをご紹介します。
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庄原市比和町の棚田
The Art of
Man and Nature
庄原市比和町の棚田
中四国地方最大の面積を誇る広島県庄原市は、その見渡す限りが里山風景です。
里山とは人の手が適度に加わった二次的自然のことを指します。
その里山が近年、未来へのヒントとして世界から注目されています。
1つは持続可能な未来のための環境保全の観点から。
そしてもう1つは新しい旅の目的地として。
まるでアートのように、自然と人とが絶妙なバランスで紡いだ里山・庄原のエビソードをいくつかご紹介します。
比婆山 御陵
The Art of
Man and Nature
比婆山 御陵
庄原の歴史は深く、1000年以上前に書かれた日本最古の書物『古事記』に、日本を創造した女神イザナミノミコトを葬った場所として庄原の比婆山が登場します。
長い年月を経ても変わることなく雄大な比婆山と、それを遥拝するために建てられた熊野神社一帯は、一歩足を踏み入れるだけで、まるで時が止まったかのように神秘的で心静まる世界が広がります。深く人影もない森の中にも関わらず、どこか温もりが感じられる不思議な空間。
自然と人とが長い時間をかけて創り上げてきた美しい世界が、庄原には多数存在します。
せとうち古民家ステイズ 長者屋
The Art of
Man and Nature
せとうち古民家ステイズ 長者屋
庄原市の古民家残存率は全国第3位。庄原は国内でも有数の古民家の里と言えます。
庄原では、かつて家の座敷に「神殿」が設けられ、祖霊祭祀や牛馬供養などの神楽が舞われるなど、地域の祭事を個人の家で執り行うことがありました。そのため、新たな家を建てる時は地域総出で行われました。こういった背景からも、先祖や地域の想いがつまった家を、大切に次世代に受け継ごうという意識が根付いています。
欧米では、家は受け継ぐべきものであり、古い家ほど価値が高まると言います。
そんな欧米の価値観にも似た、サスティナブル発想が生む貴重な風景です。
熊野の大トチの森
The Art of
Man and Nature
熊野の大トチの森
庄原は何千年も前から、「里山」という関わり方で自然と人とが程よい距離感で共に生きてきました。
里山の中心には田んぼがあり、その他にも雑木林、溜め池、鎮守の杜など様々な要素によって構成されています。例えば、人が整えた田んぼや溜め池にはカエルが住み、そのカエルをエサとする小動物が来ます。適度に人の手が入る里山に住むことは、生き物にとっても住みやすい生息地であり、環境保全に欠かせない生物多様性を育む場となるのです。
こうした里山というエコシステムが、持続可能な未来のあり方として、今、世界中から注目されています。
せとうち古民家ステイズ 長者屋
The Art of
Man and Nature
せとうち古民家ステイズ 長者屋
2020年、欧米を中心とした数多くの海外メディアに庄原が紹介されました。
長い歴史を持つ庄原での人々の暮らしには、昔も今も、「自然との調和」がテーマとしてあります。自然を尊びながら、そして自然に沿いながら生きる暮らし方。そんな姿勢から培われる価値観や人柄―。そういったものを実際に滞在し、肌で感じることが、自分自身や未来のことに想いを巡らすきっかけになる。
サスティナブルツーリズムというこれからの新しい旅の目的地として、庄原が注目されています。