慶応元年創業
「超群」が看板の
東城町の老舗蔵
- グルメ・買い物
生熊酒造
慶応元年(1865年)に創業した古い酒蔵で、地元で栽培する酒造好適米を使用し、辛口の酒を醸しています。味の決め手になっているのは、カルスト台地から湧き出る清水を用いた仕込み水。広島では珍しい硬度100の硬水で、敷地内の井戸から汲み上げる城山の水を割水として使っています。ミネラル豊富な硬水を使用する酒はキリッとした口当たりが特徴で、キレ味の良さを感じさせます。看板銘柄は、昭和元年(1926年)に誕生した「超群」。ネーミングには、「連山のなかでひときわそびえる富士山のように、また、群鶏のなかの一鶴のように、酒造業界で秀でること」を願って名付けられたそうです。純米酒(720ml・1760円)、純米吟醸(720ml・1980円)、大吟醸(720ml・3410円)、純米大吟醸(720ml・3630円)と種類も多彩で、香りや飲み口が少しずつ異なります。セットで贈り物にするのもおすすめです。
蔵では見学も随時受け付けており、麹室や仕込み室、検査室など、さまざまな作業場を見ることができます。酒造りのこだわりや貴重なエピソードについても教えてもらえるので、興味のある人は問い合わせてみてはいかがでしょうか。また、蔵から少し離れた直売所では、生熊酒造で扱うすべての酒を購入することができます。試飲も行っているので、色々と飲み比べて、お気に入りの味を見つけてみてください。直売所には、大正末期に作られたという木製の看板や、蔵に保管されていた絵皿や古い酒器、お道具箱、金庫などが並べられています。東城の町並みに溶け込む風情ある佇まいを眺め、城下町であった往時の面影と、蔵の長い歴史を感じることができそうです。
SUMMARY
DATA
- 電話
- 08477-2-0056
- 住所
- 庄原市東城町川西887-1
- 駐車場
- 有り
- 定休日
- 不定
- 営業時間
- 9:00~17:00