
初心者ファミリーも全力で楽しめる!国兼池のSUP体験に行ってみた!
ここ数年で人気が急上昇しているSUP。ウォータースポーツの新定番としてメディアで取り上げられたり、さまざまな場所で開催されたりしていますね。ただ、「興味はあるけど、ちょっと難しそう…」「ボードから落ちそうで怖い」など、気になる点がある方もいるのではないでしょうか。そこで、今回SUP初体験の編集部メンバー・河原さん親子が、国営備北丘陵公園にある国兼池(くにかねいけ)でSUP体験に挑戦!その魅力や楽しさをレポートします。
SUPとは?
SUPとは「Stand Up Paddleboard」の略で、ハワイ発祥のウォーターアクティビティです。サーフボードよりも少し大きく安定感のあるボードの上に立ち、パドルを使って水上散歩を楽しみます。海、川、湖などさまざまな場所で行われますが、初心者には、波や風の影響が少ない穏やかな池や湖がおすすめです。
実際に体験してみよう!
今回体験するのは、SUP初心者の編集部メンバー・河原さんと娘のみれいちゃん。講師の榮 天徳(さかえ たかのり)さん、通称「てんちゃん」指導のもと、実際にSUPを体験していきます!
準備するもの
SUPに必要な基本アイテムは持参不要
SUP体験に必要なパドル、ボード、ライフジャケットは、すべて体験料金に含まれています。ご自身で準備する必要はないので、気軽に参加できるのが嬉しいポイントです。
これがあると安心!おすすめの持ち物
・着替え一式
・タオル
・動きやすい服装(腕などが動かしやすい服装が良い)
・脱ぎやすい靴(ボードの上では裸足になります。)
SUPは水辺のアクティビティなので、濡れてしまうことがあります。「万が一」に備えて、着替えやタオルがあると安心です。
必要な方はこちらもチェック!(有料レンタル)
・ ウェットスーツ(1着1,100円)
水の冷たさが心配という方には、ウェットスーツの有料レンタルもご用意しています。SUP体験と合わせて事前の予約が必要です。
ステップ1:道具の調整
まずは陸上で安全に楽しむ準備から。
最初に、水辺のアクティビティでは必須となるライフジャケットを着用します。ちなみにこのライフジャケットにもてんちゃんのこだわりがあります。通気性が良く、暑い日もストレスフリーで着用できる高性能なものを選んでおり、これからの季節にぴったりです。こども用には、体型に合わせて確実にフィットするサイズがあり、安全性もばっちりです。
次に、水面を漕いでボードを進めるための道具、「パドル」の長さを調整します。
ステップ2:陸地でのレクチャー
道具の調整が終わったら、実際にパドルを使いながら、基本操作を学びます。てんちゃんいわく、「落ちたくなかったら、しっかり聞いてね。」とのこと。絶対に落ちたくない河原さんは、陸上から気合い十分です!
ここで学ぶのは、パドルの正しい持ち方、使い方や効率的な漕ぎ方、方向転換やブレーキなどの基本的な操作です。ポイントは、腕で漕ぐのではなくパドルを水に沈めてからパドルに体重をのせて楽に漕ぐこと。体重移動の仕方をしっかりレクチャーしてもらいます。また、どうすればバランスを崩さずに乗れるのか、安定する座り方や立ち方など、ちょっとしたコツも教えてもらいます。常にボードの中央を捉えるのが落ちないコツのようです。
ステップ3:いざ!国兼池へ!
いよいよ、ボードを水面に浮かべて漕ぎ出します。まずは座った状態でボードに乗り込み、陸で教わったことを試してみましょう。実際にやってみると、陸での説明通りにいかないこともあるようです。
みれいちゃんから「どうすればいいの?」と戸惑う声が上がると、すぐに講師のてんちゃんが駆け寄り、漕ぎ方を教えてくれます。それでも操作が難しい場合は、てんちゃんのボードを横につけ、進行をサポート!手厚い指導をしてくれながらも「そうそう!上手!できとるよ」と、褒めてくれるので自己肯定感も上がります。そして、座った姿勢は安定しているので、落ち着いて漕ぐ練習に集中できます。方向転換やブレーキ、スピードの出し方のレクチャーを受けると、周りの景色を楽しむ余裕も生まれ、風の心地よさを体感できるようになります。
ステップ4:スタンドアップ!パドルボード
SUPの醍醐味は、やはりボードの上に立って漕ぐことです。座った姿勢で漕ぐことに慣れたら、立つことに挑戦。てんちゃんのレクチャーを受けながら、ゆっくりとボードの上に立っていきます。見事ボードの上に立てた瞬間は、2人とも「やった!立てた!」と満面の笑みです。ちなみに、河原さんは立っているだけでしばらく足がぷるぷるしていたそうです。
座って漕ぐときとパドルの扱いが少し変わるので、ここでもてんちゃんからコツを聞きながら再び練習!立って漕げるようになると、スピードが出しやすく遠くまで行けるので、ちょっと奥まったところも探検できます。この頃にはすっかり慣れて、河原さん親子とてんちゃんで会話も弾んでいました。
慎重派(絶対落ちたくない)の河原さんは、水の揺れを楽しみながら景色を楽しむことに。時々風に身を任せながら、鳥のさえずりを聞いたりてんちゃんとの会話を楽しんだりしていました。みれいちゃんはさすがの上達ぶりで、立ち姿勢から座り姿勢へと、漕ぎ分けるなど、若さゆえのパワーと飲み込みがはやい!体験が終わるころには上手に漕げるようになり、「ママ遅い!」という声も聞こえてきました。
「またやりたい!」体験した河原さん親子の感想
なんと、落ちるどころか水滴ひとつつけなかった河原さん。「想像より揺れが少なく、むしろ心地いい揺れだった。池の中から自然を見ることってなかなかないから、運動とリフレッシュが同時にできてスッキリした!」と、話してくれました。落ちそうと思う場面もなかったそうで、リラックスして楽しんでいました。終始楽しそうだったみれいちゃんは「疲れたけど、まっすぐ漕げるようになったのが嬉しい!またやりたい!」と、元気いっぱいの笑顔です。てんちゃんがとにかく褒めて伸ばしてくれるので、初体験でも心配なく乗りこなせるようになっています。帰るころには、早速親子で予約の空きを確認をしていました。
国兼池でSUPをする魅力
国兼池がおすすめの理由を講師のてんちゃんに聞いてみました。
初心者にもおすすめな環境
国兼池は池なので波も流れもなく、船の往来もありません。そのため、初心者の方が安心してSUPを始めるのに向いています。万が一ボードから落ちたり、漕ぐ力が弱かったりしても、海や川のように遠くまで流される心配がないのも安心できるポイントです。また、風も穏やかで、あおられて進むのが大変ということも少ないです。
広大な自然に囲まれたロケーション
国兼池のもう一つの魅力は、春は桜、夏は生い茂る緑、秋は紅葉、季節によって豊かな自然を感じながらSUPを体験することができるところ。この開放感あふれる景色の中でSUPを楽しめるのは、国兼池ならではです。
充実した環境
・簡易シャワー
・コインロッカー
・お手洗い
・ユニバーサルデザイン(スロープなど)
・広い駐車場
・WEB予約
など、しっかり整っていて、体験しやすい環境です。
そして、アスレチックや遊具、サイクリング、お花畑やさとやま体験などプラスで楽しめるコンテンツも充実しています。こどもの体験風景を近くで眺めてもらうこともできます。
施設やSUP体験イベントの基本情報
場所:国営備北丘陵公園 国兼池(受付 北入口サイクリングセンター前)
住所:広島県庄原市三日市町4-10
電話番号:0824-72-7000
開催日:4月19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)・29日(火・祝)・30日(水)、5月4日(日・祝)~6日(火・祝)
※雨天・荒天時中止
開催時間:①10:00 ②11:00 ③12:00 ④13:00 ⑤14:00 ⑥15:00(各回約50分)
定員:5枚/回
体験費用:3,300円/枚(1~2人乗り)
※親子に限り、講師の判断により2人まで同乗可能。
入園料:おとな 450円、シルバー(65歳以上)210円 ※年齢の確認できるものを持参、
こども(中学生以下) 無料
駐車料:普通・軽 400円、大型 1,200円、二輪 200円
最寄り駐車場:第5駐車場(650台)
公式サイト:https://www.bihokupark.jp/
予約サイト:https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/03153002140772
さあ、新しい世界へ漕ぎ出そう。
難しそうに見えても、初心者から楽しめる国兼池のSUP。手ぶらで体験でき、普段スポーツをしていない人でも楽しめるのも魅力です。
何か新しいことに挑戦してみたいと思っている皆さん、この春にSUPデビューしてみませんか?