
庄原だからこそ酪農×地元食材の宝庫!おすすめジェラート店5つ
県内屈指の生乳生産量を誇る、庄原市。なんと庄原市は、おいしい生乳を原料としたジェラート店が5店舗もあるジェラートの宝庫だったのです!ジェラートと一括りに言っても、各店舗ごとに味わいも特徴もさまざま。「どこの店に行けばいいかわからない!」と悩む人のために、庄原市内にある5店舗のジェラート店の魅力をまとめてご紹介。ハシゴするも良し、持ち帰ってそれぞれの味を食べ比べるも良しです!
ジェラート1:見た目もかわいい!「クイーンズジェラート」
最初にご紹介するのは、庄原市木戸町にある「クイーンファーム」直営のジェラートショップ、「Queen’s Gelato(クイーンズジェラート)」です。写真は、レギュラーサイズ(3種盛り/550円)のジェラート。常時7種類ほどのフレーバーが並ぶ中から、今回は右からワイルドストロベリー・抹茶・クイーンミルクをセレクトしました。ひと口食べてみると、そのなめらかな口あたりと、想像以上に濃厚な味わいに驚きます。定番のクイーンミルクはもちろん、抹茶やいちごの風味もしっかりと際立ち、素材の良さが伝わってきます。
この“なめらかさ”と“濃厚さ”の秘密、しっかりと探ってきました!
東京からUターンしたパティシエの青柳さん
「クイーンズジェラート」の店長を務めるのは、「クイーンファーム」の長女・青柳 身浦(アオヤギ ミホ)さん。高校卒業後に庄原市を離れ、関西の製菓専門学校へ進学。卒業後は大阪や東京のパティスリーで経験を積みました。そんな青柳さんがUターンを決意したのは、牧場主である父親の「クイーンファームの生乳を使ってジェラート店をやってみないか?」という一言がきっかけでした。2023年、夫と2人のお子さんとともに故郷へ戻り、同年9月に「クイーンズジェラート」をオープンしました。
「クイーンファーム」直営!搾りたてのミルクを使用
パティシエ・青柳さんが緻密に計算を重ねたレシピはもちろんのこと、ジェラートのおいしさを左右する最大の決め手は、やはり生乳です。店舗から数km離れた牧場で、毎朝6時に搾乳される新鮮な生乳は、すぐに加熱殺菌され、旨みをしっかり閉じ込めた状態で直送されます。その生乳を使い、毎朝8時から仕込みを開始しているので、正真正銘の“出来立て”のジェラートが、提供されているのです。
「子どもの頃は、出来立ての牛乳を飲むのが当たり前でした。改めて、両親や弟たちが手がける牛乳の本当のおいしさを実感しています。ジェラートがおいしいのは、素材が良いからこそなんです」と話す青柳さん。実際に牧場を訪ねてみると、牧場主を務める青柳さんの弟・藤岡 千也(フジオカ カズヤ)さんは、「ジェラートの味が良いのは、姉の腕があってこそ。自分たちは素材を提供しているだけにすぎない」と話してくれました。家族の信頼とこだわりが詰まった、ジェラート。もう、このエピソード含めて「おいしい!」。
そんな温かな家族のもとで、すくすくと育った牛たちの生乳をダイレクトに感じられる特別な日もあります。青柳さんは月に一度、3種類の牛から搾った生乳を使ったジェラートを提供しています(提供日は公式SNSなどを要チェック)。白黒のまだら模様が特徴のホルスタイン種、ジャージー牛、スイスブラウン、それぞれの個性を活かしたジェラートの食べ比べが可能です。利き酒ならぬ、利きミルク…!?提供日を目掛けて庄原を訪れたいです…!
今までに作ったフレーバーは70種類以上!
これまでの経験を活かして生み出されたフレーバーは、なんと70種類以上!バナナのピューレや、自家製のラムレーズンを使用するなど、副原料にも一切の妥協なし!海外で使われているゼリーの素「ジェロ」を取り入れた、ユニークなジェラートも登場しています。
さらに今後は、庄原市の特産品でもあり、日本の食卓に欠かせない“あの食材”を使った新フレーバーも開発中とのこと。どんな味になるのか、今から楽しみですね。
4月後半からは、生乳ではなくミネラルウォーターで仕上げた新しいタイプのジェラートも登場します。特別に試食させてもらうと、口あたりは確かにジェラート…なのに、かき氷のようにさっぱりとした後味。
この不思議な新感覚スイーツは、青柳さんが試行錯誤を重ねて完成させたものだそうです。ジェラートとかき氷のいいとこ取りの冷んやりスイーツを、堪能あれ!一度味わえば、暑い夏の間にもう一度食べたくなるはずですよ〜!
マフィン、スコーン、日替わりの焼き菓子
くまや犬などのモチーフがかわいらしいミニサイズのカップケーキをはじめ、大きなクッキーやチェリーパイなど、焼き菓子も種類豊富に並びます。お土産にもぴったりなので、チェックしてみてくださいね。
Queen’s Gelato(クイーンズジェラート)
住所/広島県庄原市山内町960-1
営業時間/11:00~18:00
定休日/水曜日
電話番号/0824-74-6910
公式HP/https://www.queen-farm.com/queens-gelato.php
ジェラート2:“自然”をまるごと「グリーンフィールド西城」
西城町にある「グリーンフィールド西城」は、赤い山小屋風の外観が目を引く、自然豊かな森の中のアイスクリーム店。敷地内の牧場で育てられた牛から搾った新鮮な生乳を使用し、常時20種類以上のジェラートを提供しています。定番のミルクやバニラに加え、ふきのとうやまたたび、ナツハゼなど、地元の旬の素材を活かしたユニークなフレーバーも魅力。自然の恵みがギュッと詰まったジェラートを味わって、庄原を堪能してはいかがでしょう?
グリーンフィールド西城
住所/広島県庄原市西城町小鳥原347-1
営業時間/10:00~17:00
定休日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、1月2月は土日、祝日のみ営業
電話番号/0824-84-2711
公式HP/https://www.facebook.com/greenfieldsaijo/
ジェラート3:モナカに挟んでもOK「ミルクファームHARU」
地元の酪農家が育てた牛たちの生乳を使用した手作りジェラートなどが楽しめる、広島県酪農協同組合のアンテナショップ。定番のバニラや抹茶から、庄原ならではの「一寸そば」など、常時20種類以上の豊富なフレーバーを提供しています。コーン以外にも、モナカに挟んで味わうことができるのは、ここならでは!また、ソフトクリームは「カルピジャーニ」製のマシンを使用しており、なめらかな口当たり。選択肢が豊富なので、欲張りな私は迷ってしまいそう…。「どれにしよう?」と悩める幸せって、最高!
ミルクファームHARU
住所/広島県庄原市新庄町291-1 食彩館しょうばらゆめさくら
営業時間/8:30~ 17:00 ※変動する場合があります。
定休日/火曜日(12月〜2月は火〜木曜日)
電話番号/0824-75-4514
公式HP/http://hiroraku.or.jp/shop/
ジェラート4:ラインアップは22種類!「たかのキッチン」
広島県庄原市高野町にある「たかのキッチン」では、地元食材を活かしたジェラートが味わえます。高野りんごやはぶ草茶、アスパラガスなど、形が不揃いな野菜や果物を有効活用している、環境にも配慮したジェラートです。季節ごとに多彩なフレーバーが楽しめるのも魅力のひとつ。「道の駅たかの」で買い物を楽しめるのも嬉しいですね。
たかのキッチン(道の駅たかの)
住所/広島県庄原市高野町下門田49
営業時間/9:00~18:00(L.O.17:30)
定休日/第2・4水曜日電話番号/0824-86-3131
公式HP/https://takanoyama.jp/
ジェラート5:NO MUSIC NO LIFE.!「モーモーあいすらんど」
広島県庄原市口和町の「モーモーあいすらんど」は、クラシック音楽を聴いて育った音楽家な牛たちの生乳と、庄原産のもみじ卵を使用した手作りジェラートの専門店。原材料の約70%が生乳で、低カロリーながらコクのある味わいが魅力です。定番のプレミアムバニラや塩生キャラメルに加え、季節限定の森のラズベリーやピオーネミルクなど、多彩なフレーバーが楽しめます。庄原市内の道の駅などで販売中です。
モーモーあいすらんど
公式HP/https://kuchiwa-ice.com/
ぜひ、気になるジェラート店を訪れてみてください
牛の飼育方法に特徴があったり、庄原産の規格外の野菜を使っていたり、ジェラートのイメージがガラリと変わるお店ばかりでした。また紹介したジェラートは里山・庄原セレクトショップで購入も可能。庄原も雪が溶け、ジェラートを食べるのにぴったりな季節の到来です。庄原へのドライブがてら、お目当ての店を訪れてくださいね。