韓国のお母さんが
手作りする
本場の家庭料理
- グルメ・買い物
韓国家庭料理 とらぢ
西城方面に向かって国道183号線を車で走っていると、右手の山の中腹に見えるオレンジ色の看板。知る人ぞ知る韓国料理店『とらぢ』は、来日して35年以上になる松井永淑(えいすく)さんが営む一軒。永淑さんが母国で身につけた、伝統的な調理法を用いた韓国家庭料理を提供しています。
ランチは5種類で、一番人気はキキョウの根・トラジや、大根、ホウレンソウ、ニンジン、モヤシのナムル、ミンチ肉、タマゴなどを載せた具沢山の「ビビンバ」(1000円)。熱々の石焼きで、ところどころ顔をのぞかせる“おこげ”がご馳走。白菜ほか季節の食材を使った3種類の自家製キムチが付くのもうれしいポイントです。リピーター多数の「キムチチゲ」(1000円)は、コチュジャンをしっかり効かせたピリ辛味噌風味。濃厚な味わいで、箸が止まらなくなること間違いなし。ご飯のおかわり無料なので、お腹一杯味わいましょう。優しい風味ながら辛さも楽しめる「豆腐チゲ」(1000円)は、体のなかからポカポカになるあったかメニュー。唐辛子油と、3日間煮込む牛テールのスープが味の決め手で、女性にうれしいコラーゲンがたっぷり。絹豆腐のとろける口当たりが、心と体をホッと満たしてくれます。



ランチはほかに、「トッポギ」や「鱈スープ定食」(各1000円)がスタンバイ。食後のコーヒー(300円)やゆず茶(400円)の用意もあります。
店舗は築80年以上の蔵を改装していて、永淑さんの夫の趣味だったという骨董品やアート作品がずらり。1Fは6~7名用テーブルが1卓と4名用テーブルが2卓、2Fは5~6名用テーブルが2卓あり、博物館のような趣を感じながら食事ができます。夜は完全予約制で、予算に応じたコース(3500円~)を提供。サムゲタン、チヂミ、比婆牛のホルモン鍋、スジ肉の煮込みなど、腕によりをかけた料理が並びます。〆にはビビンバほか、アワビや松の実のおかゆが登場し、最後の一品まで本場仕込みならではの味を満喫できます。
また、敷地内には「キムチハウス」を併設し、時々の素材を使ったキムチを製造販売。定番の白菜や、キャベツ、セロリ、大根、スルメなどバリエーション豊富にそろいます。人気ナンバーワンは、お酒のつまみにもぴったりのイカキムチ。春には菜の花やタケノコ、セリ、夏にはキュウリなどの夏野菜キムチが登場するのでお楽しみに。
営業は水・木・金曜のみなので、訪れる際は事前に確認を。夜は曜日・時間共に相談に応じてもらえるので、まずは気軽に連絡してみてください。
DATA
- 電話
- 0824-72-8700
- 住所
- 庄原市高町731
- 駐車場
- 有り 10台
- 定休日
- 月火土日曜
- 営業時間
- 11:30~14:00 ※夜は要予約