帝釈峡博物展示施設時悠館
庄原市といえば備北丘陵公園や帝釈峡など、豊かな自然を生かした観光スポットを思い浮かべる方も多いはず。
でも、庄原市の魅力はそれだけではありません。
他にも、親子で楽しく学べる博物館、資料館が点在しているんです。
そこで今回は、おすすめの資料館・博物館を家族で訪問!その魅力を詳しくレポートします。
時空のトンネルを抜ければ縄文時代!帝釈峡博物展示施設時悠館
不思議な外観に子どもたちもびっくり!
帝釈峡と言えば、春の新緑、秋の紅葉が美しい自然が有名な観光スポットですが、実はたくさんの遺跡が眠っている歴史的に貴重な場所。「帝釈峡博物展示施設時悠館」は、帝釈峡で発掘された遺跡などを中心に縄文時代の文化や生活を展示している資料館です。
「ドリーネ」とは、雨水などで石灰岩が溶けてできた、すり鉢のような形をしたくぼ地のこと。帝釈峡は、石灰岩でできた渓谷なので、多数のドリーネができているのだそうです。時悠館のすぐ裏にもドリーネができていたので、記念に写真をパチリ☆
広がるのはなが~い縄文の歴史
館内には長いタイムトンネルが。トンネルを進むにつれて古墳時代~弥生時代~縄文時代と、タイムスリップしていきます。ちなみに館内の説明文や展示物の解説パネルは、地元の東城小学校6年生の子どもたちが作成したのだそう。
トンネルを抜けると、そこは縄文時代の世界!縄文人のマイホーム「岩陰住居」が再現されていたり、帝釈峡遺跡群発掘当時のレポートが展示されていたり。発掘された縄文人の遺骨もとてもきれいな状態で保存されていました。
縄文人はとってもグルメ!縄文時代の食生活に驚き!
続いて私たちが向かったのは、縄文時代と弥生時代の暮らしを復元したコーナー。こちらでは、縄文時代の調理法を体験できる道具も。
たたいたり、すりつぶしたり、結構力がいるので大変!「縄文時代って料理も大変だったんだねぇ。ママ、今の時代でよかったね」と子どもがぽつり、ママ苦笑。
お肉に魚に山菜に…。縄文時代の食事って、意外と品数豊富!縄文人もグルメだったんですね。
最後は屋上へ。先ほど説明した通り、時悠館はドリーネの形をしているので、中央が凹んだ珍しい作り。屋上から館内の様子を一望することができるんです。
実は我が家には、子どものために購入した「まんが日本の歴史」シリーズがあるのですが、残念ながら子どもは見向きもせず、放置されていました。ところが時悠館を訪れた日、ふたりは日本の歴史の「縄文時代」の巻を楽しそうに読んでいたんです。以来、次々と他の巻も読破しています。どうやら時悠館をきっかけに、子どもたちは日本の歴史について深く興味を持ったよう。これをきっかけに、考古学者を目指すのも悪くないんじゃない?なんて思った私でした。
帝釈峡博物展示施設時悠館
住所 | 広島県庄原市東城町帝釈未度1909 |
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電話番号 | 08477-6-0161 |
休館日 | 水曜 (祝日の場合はその翌日) 年末年始(12月29日~1月4日) 臨時休館日 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
入館料 | 一般(高校生以上) ・個人410円 ・団体330円(20人以上) 中学生以下無料 |
ホームページ | https://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/education/shisetsu/cat01/cat/post_1456.html |
関連ページ | https://www.shobara-info.com/238 |