EDITORIAL REPORT
編集部レポート
庄原市西城町、熊野神社で新たな注連縄(しめなわ)が奉納されてパワーアップ!

庄原市西城町、熊野神社で新たな注連縄(しめなわ)が奉納されてパワーアップ!

11月4日(月祝)、庄原市西城町熊野の熊野神社で新たな注連縄(しめなわ)が奉納されました。
熊野神社は、古事記で日本を生んだとされるイザナミノミコトを葬った比婆山を遥拝する神社です。
三次市青河町の下青河地区の住民有志である、約10人の皆さんが作った注連縄を毎年この時期に新調しています。広島県北を中心に神社の依頼を受け、今年の注連縄も完成させているそうです。


まずはトラックに乗った新しい注連縄を皆で運び下ろしスタート。

この注連縄、重さはなんと360kgにも及ぶそう・・!離れて遠くから見ているとなんとなく軽いのかなあと思ってしまっていましたが、近くで見ると重量感がひしひし伝わってきました。。これは一人では絶対に運べません笑

和やかな雰囲気でよいしょ。よいしょ。と担いで持ってきたこちらの注連縄。長さは約4mあるそう。藁を束ねて大元を作り、編んだこもで巻きます。直径約30cmの2本をねじり合わせたものが今回の注連縄です。三次市の下青河若連の方曰く、注連縄を作るのに半年はかかっておらず、藁を集めて川を削いで綺麗な藁だけを使用しているため、大量の藁を使っているそう。

ふと気になって旧注連縄をよくよく見ると・・・ボロボロになっていてかなり黒ずんでいました!
たった1年でも雨水や湿気を含み、こんなにも黒ずむんですね!


旧注連縄を下ろす作業へ入ります。左右1人ずつが支えられたはしごの上で何重にも頑丈に巻いている縄を切っていきます。
ほどかれた旧注連縄の束をさらにほどき、トラックに持っていかれました。1年間有難うございました・・・!

次に新しい注連縄を付ける作業へ入ります。
左右をカットし整えて新注連縄を奉納します。

両端を縄で巻き付け、大人2人ずつが裏側から引っ張り支えます。縄は「男結び」という方法で結ばれています。
男結びとは、ロープ同士を繋ぐ結び方とのこと。 強度が強く、結びやすくて解けにくいのが特徴で、雪囲いや竹垣を結束するときなどによく使われます。 男結びは、別名「いぼ結び」とも呼ばれています。

最後は皆さんをパシャリ。

こんなにも多くの方が熊野神社の注連縄に長く関わっておられます。熊野神社の奉納を行うようになって10年以上になるのでは?とのこと。熊野の大杉と熊野神社の神秘的な雰囲気、そして新しくなった注連縄をぜひご覧いただきたいです。
新しく奉納された注連縄はこちら!↓


かっこいい・・・!
よりパワーをもらえるスポットになったなあと思いました!
以上庄原DMOの奥谷でした!