EDITORIAL REPORT
編集部レポート
今の季節の遊びが満載!『ひろしま県民の森』冬の楽しみ方

今の季節の遊びが満載!『ひろしま県民の森』冬の楽しみ方

 寒波到来の寒い日があったかと思えば、春を思わせるポカポカ陽気の日も…。近年の冬は、本当に変化が読めないですね。寒暖の差が年齢を重ねるごとにつらくなってきた、ライターの浅井です。

しかし、せっかくの寒い季節!どうせなら思いっきり冬を満喫できる遊びを楽しみたい!

そんな時におすすめなのが、西城町油木にある『ひろしま県民の森』。スキーやスノーボードといったウインタースポーツはもちろん、ビギナーでもはじめやすい登山やスノーシュー、キャンプなど、さまざまなアクティビティにトライできます。

遊びと併せて堪能したい、あったかグルメについても併せてレポートします♪

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庄原IC・東城ICから車で約45分の場所に位置する『ひろしま県民の森』は、比婆山の麓にあるレジャー施設。比婆山を指す、苔むした巨石が横たわる「御陵」(1256m)、比婆山連峰の最高峰である「立烏帽子山」 (1299 m) といった山々に囲まれています。

国の天然記念物に指定されているブナ純林、その森に育まれた天然水など、豊かな自然がいっぱい。深呼吸するだけで心身ともにリフレッシュできる、癒やしのスポットです。

 スキー場は全部で4コースあり、貴重なオール天然雪!人工雪とは違うサラサラフワフワの踏み心地が、「滑りやすい」と好評です。

また、スキー場を造るために造成された土地とは異なり、もとある山の形状を生かした林間コースでダイナミックな景観が魅力。コース頂上の標高は1080mほどで、周囲の山々と美しい樹林をぐるりと見渡せます。

初心者には全長150mの「もみじコース」がおすすめで、中級であれば最も長い1200mの「かえでコース」にチャレンジしてみましょう。中級、上級者向けの「みずならコース」や「ぶなコース」はアップダウンがあるため、滑りをマスターしてからがベター。特にぶなコースはなかなかの角度で、訪れた際にベテランスキーヤーさんが滑り降りるのを間近で見て、思わず震え上がってしまいました…!

 初心者向けのスキー・スノボ教室も開催しているので、「まったく何もわからない」「とりあえずある程度滑れるようになりたい」という人は、事前に申し込んでおくといいかもしれません。また、2024年にはゲレンデの下の方にムービングベルト「ラクナンデ」を新たに設置。40mほどの距離をベルトに乗って楽に移動する機械で、「まずはちょっと滑って練習したい」という場合にぴったり。使用する際はリフト券が必要なので注意しましょう。

 県民の森スキー場のおすすめポイントは、平日はほぼ毎日、何らかのサービスデーであること。火曜の休場日を除いて、月曜のレディースデー(1日リフト券4600円→3500円)、水曜のシニアデー(1日リフト券2700円→2000円※60歳以上)、木曜のLINE会員デー(1日リフト券4600円→3500円)、金曜のカップルデー(1日リフト券4600円→3500円)と、毎日誰かがとってもお得!(※金額は2025年2月時のもの)

そして現在、全国約140ヶ所のゲレンデで実施している「雪マジ」の取り組みで、19~22歳のリフト券が2回まで無料に…!!その後は割引が適用されるので、専用のアプリをダウンロードして使ってみてください。

(雪マジ→https://majibu.jp/yukimaji/pc/

道具やウェアを持っている人は持参して、持っていない人はもちろんレンタルもできます。受付で用紙にサイズを記入して、スタッフさんに見立ててもらいましょう。ウェアは専用スペースで好みの色柄を選べます。レンタルショップでは、ソリやスクート、チューブといった乗り物、スコップ、バケツなどの道具も借りられるので活用を。

おっと忘れてはいけない、ゲレンデで食べられるグルメ“ゲレ食”も併せてご紹介。県民の森スキー場の食堂は体育館にあり、リフト券を購入する受付の奥にあります。麺類や丼など、手軽なメニューがずらりと勢揃い。

まずは定番のカレー(1300円)。コクたっぷりの牛すじ煮込みカレーと、甘口野菜ゴロゴロカレーがあり、選べるのが嬉しい♪牛すじ煮込みカレーはちょっぴりスパイシーで、冷えた体を芯から温めてくれます。

一番人気はラーメンで、なかでもシンプルな醤油ラーメン(1200円)(写真左)が老若男女に好評。豚バラチャーシューも手作りで、チャーシューを作る際に出る肉汁や脂がスープに溶け込んでいます。新発売のカレーラーメン(1200円)(写真右)は、もとはまかないから火がついたニューカマー。ラーメンとカレーの良いとこ取りで、スパイシーかつ旨味たっぷりのスープを最後の一滴まで飲み干したくなる美味しさです。

ガッツリ食べたい人は、柔らかなヒレカツがドドンと載ったソースかつ丼(1200円)をどうぞ。しっかり漬けたカツは、ジュワッとソースが染み出る濃厚さで食欲アップ!よりしっかり食べたいならご飯大盛(+100円)もぜひ。

メインに何かプラスしたい場合は、出汁の効いたおでん(3個300円、6個500円)が人気。食後のスイーツには手作り感たっぷりのぜんざい(400円)がオススメで、運動で疲れた体に、ほんのり塩味を効かせた優しい小豆の甘さが染みわたります。

食事が美味しいのは、県民の森のもうひとつのアピールポイントかもしれません。

 スキーは少しだけかじったことのある私ですが、今回は特別にスノーモービルを体験させてもらうことに。県民の森支配人・伊折直人さんの運転で頂上まで連れて行ってもらいました。スノーモービルに乗せてもらう際のコツは、運転手にしっかりとつかまり、運転手が体を傾けるほうに合わせて一緒に体重移動を行うこと。これがうまくいかないと、転倒の原因になってしまいます。

ドキドキしながら乗せてもらいましたが、とにかくそのスピードの速いこと速いこと…!まさに風を切る速さで、あっという間に頂上に到着しました。てっぺんから望むゲレンデの景色は息をのむ美しさ。

真っ白な雪と山々の深い緑のコントラストが、神聖な輝きを放つようでした。時間に余裕のある時は、運転を担当する伊折さんやスタッフさんが比婆山連峰の成り立ちや、自生植物について解説もしてくれますよ。

スノーモービルはスキーやスノボをする際のリフト代わりに活用できるほか、試しに乗せてほしい時や、てっぺんから写真を撮りたい場合にも利用OK。空いている時とそうでない時がありますが、2名まで乗ることができる(1名往復3000円)ので、気になる人は声をかけてみてください。

 ほかにも専用器具を装着してウォーキングするスノーシューや、冬ならではの雪中キャンプなど、この季節の県民の森は楽しみ方が色々。冬が過ぎ去ってしまう前に、思う存分満喫してみてはいかがでしょうか。

【問合せ】
ひろしま県民の森
広島県庄原市西城町油木156-14
0824-84-2020