帝釈峡をメインに
周辺の自然や
歴史文化を紹介
- 歴史・文化
帝釈峡博物展示施設 時悠館
昭和42(1967)年設立の「帝釈郷土館」を前身とする、現地型博物館。帝釈峡周辺の自然や歴史文化を紹介しています。史跡「寄倉岩陰遺跡」、県史跡「帝釈峡馬渡遺跡」「帝釈名越岩陰遺跡」など、50年以上も続く帝釈峡遺跡群の発掘調査の歩みを知ることができ、重要遺物である出土品などを見ることができます。標高約600mの石灰岩台地に位置する「帝釈峡まほろばの里」内にあり、建物は周囲で見られる侵食地形「ドリーネ」を模しています。
エントランスをくぐると、まずはタイムトンネルがお出迎え。こちらをくぐって、約1万年前にタイムスリップする感覚を味わいましょう。続く「岩陰遺跡の証言」コーナーでは、当時の暮らしを示すジオラマが展示されていて埋葬の様子などを知ることができます。メインとなるドーナツ状の回廊展示室は、帝釈峡について深く学べるエリアになっていて、3つのコーナーで構成。帝釈峡遺跡群とそこから出土した品々を見ることができる「縄文の聖地『帝釈峡の遺跡殿』」コーナー、地質や成り立ちなど帝釈峡そのものを知る「自然史の奇跡『帝釈峡』」コーナー、中国山地の歴史文化について学べる「歴史文化の宝庫『中国山地』」コーナーです。
子どもたちに人気があるのは、縄文から弥生への時代の移り変わりが学べる「古代生活の広場」。縄文人と弥生人の人形が置いてあり、ボタンを押すとしゃべる仕様になっています。例えば縄文人であれば「私たちの主食はドングリじゃったよ」、弥生人であれば「お米が食べられるようになってうれしいわ」といった内容です。当時の食事を知ることで、使っていた道具や住居についても興味の幅が広がりそうです。
また、映像展示室では重要無形文化財の「比婆荒神神楽」や「塩原の大山供養田植」などの民俗文化財を紹介。たたら製鉄を中心とする各種資料や石灰岩地域固有の動植物についても知ることができ、土地の自然や文化歴史を丸ごと学べます。
SUMMARY
HP http://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/education/shisetsu...
※事前予約の団体に限り当館職員による展示解説可
DATA
- 電話
- 08477-6-0161
- 住所
- 庄原市東城町帝釈未渡1909
- 駐車場
- 有り 普通車10台、大型車可
- 定休日
- 水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/4)
- URL
- http://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/education/shisetsu/cat01/cat/post_1456.html
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 価格
- 一般(高校生以上)410円、団体(20人以上)330円
※中学生以下無料 - 備考
- 事前予約の団体に限り当館職員による展示解説可
ACCESS
お車/中国自動車道東城ICから車で約20分